『ふしぎ遊戯』『妖しのセレス』等超人気作を放ち、現在も『ふしぎ遊戯 玄武開伝』を執筆中の渡瀬悠宇が、flowers増刊「凛花」に好評連載中の最新シリーズ。これまでの渡瀬作品とは一線を画す記念碑的作品。 其れは、大正九年。僕が、数えで十七の春だった。 僕を殺して呉れないか 時は大正九年。一高入学を目指して志高く上京した田神正崇(たがみまさたか)が奇しくも出逢ったのは、謎めいた美青年、俟爵家の御曹司?斎木蒼磨(さいきそうま)だった。その時から、正崇の運命が狂おしく迸りはじめる――!! 愛憎入り乱れる、美しくも悲痛な大正浪漫幻想譚!!
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