16世紀半ばに日本にキリスト教が伝えられてから、江戸幕府による鎖国に至るまでのキリスト教の歴史を「キリシタン史」という。東西が出会ったこの時代、キリスト教はいかに伝えられ、布教され、そして迫害されたのか。当時の史料に立脚したキリシタン史研究を、通史的に学べる入門書。
目录: 序 章 キリシタン史料 第一章 大航海時代と日本 1 大航海時代の国家と教会 2 ザビエルのインド?東南アジア布教 3 ザビエルの日本布教 4 キリシタンと日本の政権 第二章 巡察師ヴァリニャーノと適応主義 1 ヴァリニャーノの布教政策 2 キリシタン時代の教会領長崎 3 秀吉のキリシタン対策 4 文禄の役とキリシタン宣教師 第三章 イエズス会の教育と布教 1 イエズス会の教育 2 日本人聖職者の養成問題 3 日本における良心問題 4 イエズス会の中国布教 第四章 禁教、迫害、殉教 1 江戸幕府の禁教政策 2 キリシタンの迫害と殉教 3 元和の大殉教 4 島原の乱と「鎖国」 5 近世日本と東アジア 終 章 潜伏の時代へ 研究文献一覧 史料集一覧 図版出所一覧 あとがき 索引
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