「わたしは噂の写真屋、謎の影さらいです!」 ふつうなら<真>を写すのが写真というものなのに、寺山は人間の、わざとらしさ、虚構、仮面、修辞、空々しさといった<虚>に惹かれて写真を撮りつづけた。限りなく「私」から遠ざかっていく人々――「変わることのない彼らの微笑みは、永遠の百年の中の死を生きてゆくのである」 寺山修司没後25周年 フィルムアート社創立40周年記念出版 ■主な目次■ ?寺山修司の写真作品 「眼球譚」 「悪魔の囁き」 「千夜一夜アラビアンナイト」 「ヨーロッパ版<犬神家の人々>」 「摩訶不思議な客人」 ?寺山修司の写真論考 アルル?写真ワークショップに関する覚え書き 「実在しない怪奇映画のスチール写真」の撮り方 冩眞屋不器男氏の冒険 影を盗む男 暗室の迷宮世界――イメージの狩人たち ?寄稿 ★写真と寺山修司 四方田犬彦 ★るぅんるぅんで過激写だったりして 荒木経惟 ★寺山修司の写真撮影史 菊池 裕 ★噂の写真屋、謎の影さらい 田中未知 作者简介 http://ja.wikipedia.org/wiki/寺山修司
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