おとこと女』『薔薇刑』『鎌鼬』『抱擁』など、1960-1970年代 の写真界を代表する名作を収載。細江英公の活動を網羅する図録。 日本の戦後写真に新たな地平を切り開き、数々の名作、問題作を世に送り出した 写真家?細江英公。1960年代の作品『おとこと女』や『薔薇刑』『鎌鼬』は、 国際的にも同時代の写真表現を代表する作品として位置づけられており、70年 代以降も『抱擁』や『ガウディの宇宙』を発表。止むことのない旺盛な作家活動 を繰り広げている。 本書は写真絵本『たかちゃんとぼく』や最新刊、『胡蝶の夢 舞踏家?大野 一雄』(2006年青幻舎)からも作品を収載。解説や貴重なテキストを含 む、細江英公の豊かな写真世界を伝える待望の写真集である。 <収録作品> 『おとこと女』『薔薇刑』『鎌鼬』『抱擁』『たかちゃんとぼく』 『おかあさんのばか』『土方巽舞踏大鑑 かさぶたとキャラメル』 『胡蝶の夢 舞踏家?大野一雄』『ガウディの宇宙』 『〔妖精物語〕ルナロッサ』『春本?浮世絵うつし』
作者简介: 細江/英公 1933年3月18日山形県米沢市に生まれる。1951年第1回「富士フォトコンテスト」で最高賞を受賞。1952年東京写真短期大学(現:東京工芸大学)写真技術科に入学。1954年東京写真短期大学を卒業。写真雑誌、女性雑誌等の仕事を開始。1956年初めての個展を開催。1960年個展「おとこと女」により、日本写真批評家協会新人賞を受賞。1963年、写真集『薔薇刑』(集英社)により、日本写真批評家協会作家賞を受賞。以後も数々の賞を受賞。1967年東京写真専門学校で教鞭をとる。1975年東京写真大学短期大学部教授。1995年清里フォトアートミュージアムの初代館長に就任。1998年、東京工芸大学芸術学部及び大学院芸術学研究科(修士)課程教授に就任。紫綬褒章受章。1999年アメリカ、パテント大学より芸術学名誉博士号を授与。2000年、東京工芸大学芸術学部大学院芸術学研究科博士(後期)課程教授に就任。2003年、東京工芸大学芸術学部教授を定年退職。2006年、写真界の世界的な業績を顕彰するルーシー賞(アメリカ)の「先見的業績部門」を日本人として初めて受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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