月の地下交通トンネル、火星の与圧ドーム、水星の射出軌条、木星の浮遊工場…太陽系の開発現場で前例のない事故が起こるとき、現場の技術者たちは知恵と勇気で立ち向かう。ハードSFファン待望の“宇宙土木”シリーズ、第1話「コペルニクス隧道」が発表されてから四半世紀を経て、大幅改稿とともに誰も想像しえなかった驚愕の書き下ろし最終話を得て、ついにその壮大な物語が全貌を現す。
作者简介 1951年、兵庫県生まれ。大阪工業大学卒。ネパール在勤中の79年、デビュー。96年、『白き嶺の男』で新田次郎文学賞受賞。著書に《航空宇宙軍史》シリーズ、『日本沈没 第二部』(小松左京と共著)他多数。
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