銀河ステーションから夜の軽便鉄道に乗ったジョバンニとカムパネルラ。「人々みんなの本当の幸せは何か」を考え求めながら、さまざまな場所へ不思議な旅をする少年達の物語。 ---------------------------- 双子の星/よだかの星/カイロ団長/黄いろのトマト/ひのきとひなげし/シグナルとシグナレス/マリヴロンと少女/オツベルと象/北守将軍と三人兄弟の医者/銀河鉄道の夜/セロ弾きのゴーシュ/飢餓陣営/ビジテリアン大祭 -------------------------------------------- ●収録作品ごとに、賢治の生きていた時代背景も含めて解説しているので、より深く理解できる。 ●ちょっと難しいけれど、天沢退二郎さんの説明はとても参考になる。 ●難しい単語や言葉については、巻末に、辞書のように意味を説明しているので親切です。 ●「星めぐりの歌」の楽譜が掲載されています。 ●年譜。簡潔に賢治の人生を伝記してある。生年月日などもあります。 作者简介 【宮沢賢治】 1896年岩手県に生まれる。盛岡高等農林学校研究科卒業。卒業後 一時上京したが妹の病のために帰郷、農学校の教員となる。教職を辞してからも、農耕のかたわら農業科学や農民芸術の研究や講義にあたり、宗教と自然と科学の融合された独自の素材をうたいあげることにつとめた。詩人であり、童話作家の彼のおもな著書は『注文の多い料理店』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』などの童話100あまり、『雨ニモマケズ』『永訣(けいけつ)の朝』などの詩400あまりにおよぶ。(1896~1933年)
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